取引先への「入金催促メール」は、ビジネスの中でも特に気を遣う場面です。
強く言いすぎると関係悪化につながり、かといって遠慮しすぎると入金が遅れる原因になります。
この記事では、相手との関係を壊さずに入金を促すための書き方と、すぐ使える例文を紹介します。
入金催促メールの基本マナー
まずは、押さえておくべきポイントです。
① 相手のミス前提で書かない
未払い=悪意とは限りません。
単なる見落としの可能性を考慮し、やわらかい表現を使います。
NG例
- 「未入金です」
- 「至急支払ってください」
OK例
- 「ご確認いただけますと幸いです」
- 「行き違いでしたら申し訳ございません」
② 事実をシンプルに伝える
感情ではなく、事実ベースで伝えます。
- 請求書番号
- 金額
- 支払期限
を明確に書くことで、相手がすぐ対応しやすくなります。
③ 段階的にトーンを上げる
いきなり強い催促はNGです。
1回目:やんわり確認
2回目:少し強め
3回目:明確に期限提示
と段階的に調整します。
入金催促メールの例文(初回)
最も重要なのが「最初の一通」です。関係性を壊さないため、丁寧さを最優先にします。
件名:お支払い状況のご確認(請求書No.〇〇)
株式会社〇〇
〇〇様
いつもお世話になっております。
株式会社△△の□□でございます。
先日お送りいたしました請求書(請求書No.〇〇)につきまして、
お支払い状況を確認させていただきたくご連絡いたしました。
すでにお手続きがお済みの場合は、行き違いとなりましたこと何卒ご容赦ください。
未処理の場合は、お手数ではございますがご確認のうえ、
ご対応いただけますと幸いです。
ご不明点等ございましたら、お気軽にお知らせください。
何卒よろしくお願い申し上げます。
入金催促メールの例文(2回目)
1回目で反応がない場合、少しだけ強めます。
件名:【再送】お支払いのお願い(請求書No.〇〇)
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。
株式会社△△の□□でございます。
先日ご連絡いたしました請求書(請求書No.〇〇)につきまして、
現在のところご入金の確認が取れておりませんため、再度ご連絡申し上げました。
お忙しいところ恐れ入りますが、
ご確認のうえ、ご対応いただけますようお願い申し上げます。
なお、すでにお手続きいただいている場合は、
行き違いとなりますことご容赦ください。
何卒よろしくお願いいたします。
入金催促メールの例文(最終・強め)
最終段階では、期限を明確に提示します。
件名:【重要】お支払いのお願い(請求書No.〇〇)
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。
株式会社△△の□□でございます。
これまでご案内させていただいております請求書(請求書No.〇〇)につきまして、
現時点でご入金の確認ができておりません。
誠に恐れ入りますが、〇月〇日までにご対応いただけますようお願い申し上げます。
万が一、お支払いが難しいご事情がございましたら、
ご一報いただけますと幸いです。
引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。
関係を壊さないためのコツ
最後に、実務で差が出るポイントです。
「逃げ道」を用意する
相手が言い訳しやすい余白を残します。
(例:「行き違いでしたら申し訳ございません」)
責めずに促す
あくまで「確認」と「お願い」のスタンスを保つことが重要です。
電話との使い分け
メールで反応がない場合は、電話フォローも検討します。
ただし、いきなり強い口調は避けましょう。
まとめ
入金催促メールは、
- 最初はやわらかく
- 事実ベースで伝える
- 段階的にトーンを上げる
この3点を守ることで、関係を維持しながら回収率を高めることができます。
ビジネスでは「言い方」が結果を左右します。
今回の例文をベースに、自社のトーンに合わせて調整してみてください。
